参院議員の山本一太氏が参院で孤軍奮闘している。参院で郵政民営化の必要性を声高に主張しているのはほとんど山本氏しかいない。山本氏がホームページに今夜書いているメッセージを勝手に転載したい。
http://www.ichita.com/03report/index.html
NO.1432 「改革自民党のチャンス」 2005年8月7日 パート2
HPのアクセス数/日はここのところずっと2000を超えている。昨日から今日にかけてレポートの読者から100通以上のメールを受け取った。9割は「激励のメッセージ」だった。内容は大きく分けて次の三つ。「郵政改革に賛成」「今になって民営化に反対する議員はおかしい」「否決されたら解散して国民に信を問うべきだ」というものだった。
昨晩、大村秀章衆院議員から電話があった。このレポートにも何度か登場した大村氏は、自民党を代表する若手論客の一人。愛知県の自民党県連会長も務めている。「地元の声を拾ってみると、小泉総理に同情的で、法案反対派に厳しい。もしかすると風が起こるかもしれない。選挙は小泉改革支援の立場でやるつもりだ!」と話していた。続けて東京都選出の菅原一秀衆院議員からも連絡が入ってきた。菅原氏は区議会議員として政界にデビュー。地盤も看板もないことろから攻め上ってきた筋金入りの改革派だ。「選挙区の盆踊りを回ってみたら、郵政改革への関心が高い。ここ数日の一太さんと小林興起さんのテレビ討論が話題になってました。ほとんど10割の人が(山本一太の主張が正しい)と言ってました。それを伝えたかったんです」ということだった。そういえば、昨日の「高崎まつり」で会った地元の有権者からも口々に、「一太さん。郵政民営化は賛成だ。しっかり頑張ってくれよ!」と声をかけられた。ついでに言うと、政界の兄貴分である武見敬三参院議員からも電話があった。会話の内容は書かない。が、武見さんてさすがに腹が据わっている。
選挙になった場合、小泉総理は法案に反対した37名の衆院議員を「公認しない方針」を固めている。マイナス37(あるいは51?)の議席からスタートするわけだから、誰がどう考えても苦しい選挙だ。が、必ずしも負けるとはかぎらない。そんな気がしてきた。小泉総理と党執行部が中途半端なことをせず、造反組(*この言い方は好きではない。「違う信念を持った議員」というべきだろう)のすべての選挙区に候補者を擁立するという覚悟で臨んだら、すべての選挙区に「改革自民党」の新人を立てることが出来たとしたら…デビュー当時とは違った「風」が吹くかもしれない。選挙の構図は「三つ巴」になる。「改革自民党」と「違う信念を持った前自民党議員」(新党?)と、そして「対案のない野党民主党」の間のレースになる。
万が一、解散総選挙になる場合でも、小泉首相は国民の多くが応援していることを忘れないでほしい。山本氏は仮に解散総選挙になった場合、小泉首相に三つのことを求めている。
(1)即刻、衆議院解散を表明する。
(2)同時に法案に反対した37名を自民党の名簿から外す。
(3)37選挙区のすべてに新たな公認候補者を擁立する。
筆者も絶対に抵抗勢力と妥協してほしくないと思っている。加藤紘一氏が「加藤の乱」で最後に腰砕けになった二の舞いにはなってほしくない。総選挙でのスローガンはあくまで郵政民営化でなけれなならない。信じる道を貫けば、道は自ずから開けるというものだ。
国民は利害抜きにそういう政治家を求めているのだ。
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