■ドリーム カム トゥルー 中年ロマン
今年の夏奇蹟が起きた。
私は甲子園近くで少年時代を過ごしました。夏休みには甲子園へ行くのが唯一の楽しみでありました。米子東の宮本投手。私の中での記憶では3−1の敗戦。閉会式を1塁アルプススタンドで見ていると、米子ナインの上を赤とんぼ飛んでいた。あの日のことが急に思い出されました。
もう一つは下関商の池永投手の3塁打による左腕負傷後の今にも目に浮かぶ純白の三角巾。最近では亡き父が話してくれた、あの伝説の海草中学の嶋清一を思い出させた横浜の松坂。そして今年の駒大苫小牧。五輪がなければ今年のスポ−ツ界最大級の出来事だと思います。可愛そうに。
シドニ−ではあんなに反対したのに、翌年の開幕戦に金メダリスト高橋尚子氏を起用。何たる破廉恥なおっさん。あのおっさんに一度はコケにされながらも何ゆえかドリームチームとやらの、へんてこなチームで日本の旗振りを買って出たミスター。アテネへいかなくて正解。晩節を汚さずです。
結果3位…。これってはっきり言って日本プロ野球の恥でしょう。キューバに続いての2位なら苦笑いで済ますこともできたものを。オーストラリアに連敗ですか。イケイケドンドンのノーテンキ代理にはチト荷が重すぎた。敵を知り己を知るが勝利への道基本の基本。
マスコミもマスコミで提灯記事ばかり。ミスター絡みの美談に終始。何故オーナー達の横槍人選とヘッドコーチの作戦ミスによる敗北と咎めないのか。私はオリンピックを軽視してはいない。素晴しき日本の活躍に感動した。金メダル3個以上取った国でドーピングをしていない国は世界中で日本だけです。だから日本は世界一のスポーツ大国といっても過言ではありません。
言い方が不十分であることは承知のうえで言いますが、野球学校が遠くの生徒を寄宿、下宿させ、学費、寮費を免除するのは一種のドーピングみたいなものではないでしょうか。北海道出身者だけでチーム編成、しかも優勝までした駒大苫小牧ナインの皆さん、感動をありがとう。アテネに行ったドリームチームより輝いていました。ああ栄冠は君に輝く。これからこの曲を聴く度に思い出すでしょう、来年も再来年も、君たちの事を。
■9回裏の愚かな戦法 カバサワ こうじ
豪州チームとの2戦目、9回裏の日本チームの攻撃。先頭打者は、城島、セーフティー・バント、失敗。ヒッティングに切り替えて、あえなく三振。城島は、右打者、しかもさしてバントが得意な選手とは聞いていない。おまけに、相手のピッチャーは、おなじみウィリアムス。この城島の戦術は、無謀だ。私は、中畑の指示かな?と思ったが、城島は自分の判断で、と発言しているようだ。愚かな戦法である。
■命運尽きつつあるプロ野球 東原英明
日本のプロ野球は、今回参加したメンバーの懸命の努力にもかかわらず、命運が尽きつつあるように思います。今回参加したメンバーは日本プロ野球の中では相当のメンバーでした。しかし、あの阪神タイガースのウィリアムスに2試合続けて抑えられたのです。打てないピッチャーでしょうか。情けない。私はNHKで解説を担当していた星野仙一氏に監督代理を依頼すべきだったと思ったのですが。
日本のプロ野球は、日本の体操や柔道が過去に陥ったような衰退の軌道に嵌ってしまったような気がしてなりません。球界関係者はアテネに足を運ばなかった。こんなひどいスポーツがあるでしょうか。渡辺前巨人オーナーや、西武・堤オーナーらはアテネに足を運ぶべきでした。
女子サッカーや女子ソフトボール、女子ホッケーなどの闘いを目の当たりにしたばかりに、野球のふがいなさ、情けなさを痛感しました。野球は、2012年以降はオリンピック種目から外されてしまうかもしれないのに。いつまでもプロ野球ファンはプロ野球ファンではありません。私は75年の優勝以来広島カープファンでしたが、1リーグ化されるのなら今後一切野球を見ないと思っているところです。
■神聖なる「長嶋」像を傷つけないため? 豊島@第一生命
日本の惜敗で日本のプロ野球の実力がよく分かりました。個々の選手の能力だけでは金メダルは取れないという事です。長嶋さんが行けない後、決断力のある監督に交替する事は可能でした。中畑も大野も監督経験はありません。準決勝、オーストラリア戦で打線を組み替えることもなく、選手に丸投げしたようなゲームをやっていると感じました。おそらく、監督経験のある、星野さんや野村さんならば、違った戦い方をしたのではないかと思います。
そういう議論がスポーツマスコミで全然出てこないのは何故なんだろうかと思います。神聖なる「長嶋」像を傷つけてはいけないという事でしょうか?
■ある銀行員との対話 しもむら
先日、当社に対し銀行が融資をしたいと言ってきた。
「では40億の融資を願います」と返答。
当社は年商、2千円万ほどの経営コンサル会社ですので、桁違いの融資嘆願であり実行されることはないです。
BK「なんに使いますの?」
私「バッファローズ、買い取ります」
BK「それほどのバッファローズ・ファンでしたか?_
私「いいや全然。私自身が野球は好きなだけで観るなら大リーグ。大リーグを観てたら日本の試合なんぞ観れるわけがない」
BK「社長は回収の見通しがない、感謝されることが無い事業は大嫌いなはずでは?」
私「私の案件は、回収の見通しはあるし、ごく一部の者は喜ぶはず」
BK「?????」
私「かんたんや、試合の都度、ピッチャーしたい人!と参加選手をオークションにかけ、落札した人を先発として出す。来週の巨人戦、監督したい人いますか?とオークションすれば1億ぐらい出す人間はある。さらに勝ちたいなら、追加*億としてキューバ等を招聘すればいい。
フランチャイズ球場も持たずに見込み客数でその都度、球場を変えればいい。とりあえず空地としてあまっている大阪難波のOCATを集合場所とし、そこから移動すればいい。時たま人数が集れば、大阪ドームへ行けばいいし、大したことがなければ久宝寺球場等近辺を当ればいい。奈良の橿原まで範囲を広げれば、どこか取れるはず」
BK「無茶な話しでんな」
私「アホ、まだある。オレが大阪近辺なら全ての試合の先発投手、これの何が悪い? オーナーたる者、自分の球団や、好きにすればいい。年間先発登板回数の投手で記録が出来る。1勝も上げることはないであろうが、とりあえず記録には残る。9月にもなればカーブぐらい投げれるようになるであろう。すなわち、落札者がいなければ私は、オーナー兼監督兼先発投手」
オーナーたる者これでいいはず、球団社長ではなく、身銭を切ってる以上、オーナーの好きなようにすればいい、後援者はかなり少ないであろうが。
こんな草野球延長球団、一個ぐらいあってもいいのでは…日本人たる者、ほぼ全てが野球人に憧れていたはず。だから、プロ野球選手として登板願望があるはず。
野球協約的にも、さらに40億ではとてもタランのは判ってますが…とりあえずでまかせ的に40億と出ただけです。
■病気の人に監督が… 小島忠幸
素人が考えても、病気の人が野球チームの監督が出来るわけがない。長島ジャパンの送り出しについては野球界全体で猛省せよ。税金で賄われていることを忘れるな。真剣に努力した他の団員を冒涜することにもなることだ。
■『長島神社』でも造って 塩川信夫、香峰子、瑠璃子、蓮人
それほど長島氏に頼るのなら、『長島神社』でも造って御祭りしておけば好かったのに…(笑い)
■日本野球衰退の序章に 小出正
新聞によりますと、日本代表チームの編制は「日本代表編制委員会」という組織があたったようで、その委員長は長船騏郎氏という方だそうですが、この長船氏は病に倒れた長嶋氏について「現地入りは8月24日の準決勝からで十分」「アテネ入りが不可能となった場合も監督代行は置かない」といって来たそうで、さらにオリンピック直前になっても「仮にアテネ行きを断念しても、2008年の北京五輪の指揮は執らせたい。それまでにはシゲも走れるまでになっているかもしれん」(「日本経済新聞」2004.08.03.夕刊)といっているとありました。こういう球界に渦巻く強い声に押されて長嶋氏は監督にとどまり、「3」と書いた日の丸やユニフォームがベンチに届けられたのでしょう。水谷氏がいわれるようにもう「当事者能力はない」長嶋氏がなぜかくも求められるのか、それはまことに不可思議といわざるを得ません。
そこでよく考えてみますと、長嶋氏は星野仙一、豊田泰光、広岡達郎氏などとは異なり、プロ野球あるいは野球界全体にとってあくまで体制順応型のカリスマであることに気づくのです。そういうタイプのカリスマとして、長嶋氏ほどの存在はないでしょう。だから求められるのではないでしょうか。
しかし、その長嶋氏も間もなく70歳、編制委員長の長船氏は80歳といいます。しかも現状を見れば野球界は体制順応では済まないのです。ですから、長嶋氏が倒れてもなお「長嶋ジャパン」が続くのは、そういう野球界の低迷、退嬰の象徴のような現象に思えてなりません。アテネ・オリンピックの敗戦は、一層の日本野球衰退の序章ではないでしょうか。私もここ2、3年、ほとんどプロ野球を見なくなりました。
■精神性確立されていない野球界を象徴 米倉 東京都
この現象を見て思うのは、ちょうど先の大戦で日本が天皇陛下を錦の御旗に見立てて戦ったのと同じ現象にも取れました。これは日本人のメンタリティとして消えないセンチメンタリズムなのでしょうか? 自己の精神性が確立していないこの野球界を象徴しているのではありませんか? あの水泳界で活躍した北島康介選手の活躍ぶりに比べれば、本当に未熟さを感じるのは私一人ではなかったはずです。
■五輪でやるべき競技ではない 匿名、43歳、男性、大学教員
五輪の野球に関しては、もともと五輪でやるべき競技ではないと思います。バスケットにしてもそうで、長いシーズンを戦うゲームなのです。バスケットだって、五輪で1位を決めなくても、真剣にやれば米国が強いに決まっています。今回は適当にやって、たまたま負けただけでしょう。テニスも上位のプロは五輪を相手にしていません。そんな競技は全廃し、五輪らしい競技だけで2年に1回やったらどうでしょうか?
国別の出場枠も取っ払い、女子マラソンなど日本から5−6人出せばいいじゃないですか。プロが出たら面白くない。その他の選手にもっと機会を与えてあげた方がよいと思います。野球が続くなら野球もそう。普段からメシが食える奴がアテネに行くなって。
■自転車チームこそ真のプロフェッショナル 瀬田嘉紀 松本市
日本のマスコミがまったく書かなかったことを「本当によく書いてくれた」と思いました。監督不在、ストライクゾーンの違い、他国の情報不足・・・敗因は数え上げれば出てくるものです。それににしても、金メダルを宿命付けられたチームとは思えない杜撰さに呆れ果てるばかりです。
また、現在はプロ野球のリーグ制問題に逃げて、長嶋ジャパン敗因の追求自体が「タブー」とばかりに一切触れない日本のスポーツマスコミにも腹立たしいばかりです。スポーツ雑誌Number」は、比較的冷静にスポーツを見て書く質の高い雑誌だと認識していましたが、その最新号の「Number」ですら長嶋氏については触れていませんでした。技術的・戦術的なことの評に終したというのならそれまでなのですが、明らかに原因の一端になるはずのものについてはとうとう触れずじまいでした。
比較されるのは、銀メダルを獲得した自転車の男子スプリントです。日本競輪選手会が所属プロ3人を派遣、さらにアメリカで1カ月合宿を行って心肺機能・筋力の増強、またスタート時の練習を繰り返し本番に臨みました。3人のプロ選手は合宿中・五輪大会中は無給で過ごさなければならず、そのため選手会は休業手当を支給しました。選手とコーチ陣、プロ団体が連携しあってベストの結果を出した好例だと思います。また競輪選手としての収入を犠牲にしても名誉のためにベストを尽くした自転車チームこそ真のプロフェッショナルではないでしょうか。
それに引き換え、全く反省していないのがフロント陣。今週月曜(8月30日)に日本テレビ系列で放映した明石屋さんま司会の五輪総特集に出演した中畑ヘッドの「北京ではぜひ長嶋さんに」という無責任発言に長男・一茂氏は「どこまで(病人の)親父を利用すれば気が済むのだ」という表情でした。当の長嶋氏の心中はどうなのかは知るすべがありませんが、重病人を抱える親族に対して配慮を欠く発言、スポーツマン以前に人間として恥ずかしい、と感じました。
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