よろず6.25総選挙の読者の声
2000年06月15日 
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Tue, 13 Jun 2000 nonbeQ mailto:monozawa@hotmail.com コンサルタント 男(40)
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前回の総選挙では、自民党は「経済再生」「景気の浮揚」を謳って惨敗した。連立になって
同じ公約で3年半やってきた。今回の公約にもこれらが入っている。ということは、この期間、
全く公約が守れなかったということではないの?認識されていた問題点が何ら解決していな
い状況で、本当に政権担当能力が有るのだろうか?

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Tue, 13 Jun 2000 元田厚生 mailto:motoda@mx6.harmonix.ne.jp 大学教員 男
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 青木・河宮両氏の見解に触発されて書きます。ポイントは、有権者が景気対策を選挙の争
点にすることの根本的な問題性、つまり目先の問題に囚われることによって長期的構造的
な問題意識を欠落させることの危険性についてである。

(資金運用の問題性)
 両氏が指摘した問題を私流にいいかえれば、金融政策を駆使した景気対策という捉え方
が長期的には事態を悪化させるということです。たとえば投機を目的としない大多数の国民
が預貯金するのは、将来の購買手段としてであるから、本来利子は不要である。利子を要
求するのは物価上昇による目減りを補填するためであるから、預け入れ時点と同じ購買力
を保証すれば利子は不要となる。

その購買力は購買力平価という概念が存在することが示しているように、米をはじめとする
生活必需品の購入価格にスライドさせれば簡単に算定できる。この場合金融機関は預貯
金の購買力の保証が機関存在の前提条件になるから(法的に明記)、それを保証しながら
資金の運用に努めることになる、つまり物価上昇に帰するような投機に資金提供することも
なくなる、なぜならそれは墓穴を掘ることを意味するからである。その場合の資金運用はマ
イクロクレジットをイメージすれば良い。

貨幣金融については、まず、それが実体経済の影であり反映にすぎないことを押さえ、次い
で、その政策的発動も貨幣が経済の血液と形容されていることから分かるように、一生に一
度あるかないかという緊急事態における輸血であると理解する必要がある。……以下略…

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 「萬晩報」 000612 世襲議員に占拠される日本の国会
Mon, 12 Jun 2000 Utaka,Yoshinori mailto:Y.Utaka@tpe.xm.mitsui.co.jp
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今回の内容に大変共鳴を受けました。このような事実、そして問題点を声を大にして主張す
べきだと考えます。数年前から、世襲や親族の入社については、当社でも禁止されておりま
すが、国政を担う国会議員こそ、安易な世襲のような悪習は禁止すべきだと思います。この
ような点こそ、日本の政治の旧態依然とした体質の問題の根源の一つではないでしょうか。

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 萬晩報 000612世襲議員に占拠される日本の国会
Mon, 12 Jun 2000 Louis Liu mailto:liuliu@medical.email.ne.jp
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萬晩報は毎回楽しみにしております。しかも無料で大変ありがたく読ませて頂いております。
私自身は生まれてこのかたど、この国でも、およそ選挙権いや参政権なるものに縁のない
人間ですが、最近の選挙特集は興味深く読ませて頂いております。

ここ15年ほどはアメリカに住んでおります。今回の大統領選挙では厳密には権力世襲では
ないかもしれませんが、やはり名門の政治家同士の対決となっています。それが理由か好
調な経済が理由かわかりませんが、今回のキャンペーンにかける費用も両陣営共に前回の
倍となっているようです。そのうち萬晩報で、この話題の解説を頂けたら嬉しく思います。

これからも萬晩報を楽しみにしております。

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自民党が野に下れば田中真紀子氏自民党総裁、首相の芽も
Mon, 12 Jun 2000 K.Unno mailto:tz5k-unn@asahi-net.or.jp 医師 男(56)
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 今の公職選挙法では白票を入れても何の効果も得られないでしょう。それより今回の衆院
選で私は徹底して非自民を貫くことが最短の方法と考えます。自民党のシンパでさえ今の
自民党のあり方には疑問を抱いている人たちが多い事から、ここはひとつ自民党にもう一回
り大きく、かつ大人になってもらうため2年ほど野党の飯を食ってもらうという試練を与えるべ
きです。

 ここは心を鬼にして、民主党であれ共産党であれ票を入れるのですよ。どの党に入れても、
誰に入れたってどうせ変わらない、と思わずに。2大政党による比較政治を本心から望むの
であれば自民党支持者もある程度は自らの意思を押さえて産みの苦しみを分かち合う(少々
大げさか)ことも必要ではありませんか。

 自民党が野に下れば田中真紀子氏自民党総裁、首相の芽も出てくるのではないでしょうか。
これが奥の手になる可能性は大です。与党のままで行けば田中氏は異端児のままで終わっ
てしまい、あたら有能な政治家が日の目を見ないで終わるという事に成りかねません。前の
与野党逆転の折には政権が転がり込んできた方が継続の知恵も浮かばないほどオタオタし
て、みっともなかったのですが、今度は落ち着いてやれるだろうと思います。これで2大政党
の構図が出来上がるはずなのですが・・・・・・・・

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Mon, 12 Jun 2000 内潟直樹 mailto:toshoasia@hknet.com 貿易業 男(52)
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小渕の後継に、26歳の次女だという。まだ、「小便臭い」後が残る少女みたいなものではな
いか。群馬県民はいったい何なのだ。選挙基盤は小渕家のものなのか。これは小渕だけで
ない。最近の風潮だ。中曽根を筆頭に。次第に日本は荘園時代に逆戻りしつつあるよう
に思われる。竹下登の場合、長年秘書だった弟というのは、ある程度年数で、小渕少女より
はましかな、という程度だが。

そうした世襲制度に何ら疑問を抱かない選挙民、ひいては一般大衆の国民は、いったい何
を考えているのか。北朝鮮:金日成死して、息子の金正日が後をとる・・・ 今にイラクとて同
様でせう。つまり、日本国のあちこちが「ミニ北朝鮮」になりつつある現象といえる。さすれば、
本家本元の北朝鮮のことをとやかく言えまい。「日本の北朝鮮化」か。

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Mon, 12 Jun 2000 玉木茂平 mailto:aaafp503@kcat.zaq.ne.jp 無職 男(70)
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二世三世世襲議員は止めて貰いたい。商売じゃないんだから。歳費を引き下げよ。定員を半
減せよ。衆が250名,参が250名  計500で十分だよ。多すぎる。何々委員会、とか、答申な
んかいらない、議員が勉強せよ。選挙対策の議員じゃないよ。官公庁の人員を国会で出来な
いの?減らすことを。

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初めて選挙権を行使する20才の大学生です
Sun, 11 Jun 2000 Hirofumi Oomori mailto: dokicha@d1.dion.ne.jp 大学生 男(20)
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私は今回の選挙で初めて選挙権を行使する20才の大学生です。以前から「萬晩報」は興味
深く読ませて頂いております。

私の地元の選挙区は2つの10万人台の都市を抱えています。古くからある都市に地盤を置
く現職は野党の代表者クラス、対して私の地元の都市は以前から地元選出の議員が弱く、
そこを狙った自民党が確固たる地盤を築くべく、今回の選挙戦で地元の土建会社の社長を
候補に擁立しました。それでも、自民党不利の予想が各マスコミで立てられています。

本題なのですが、私は、この対立候補の立候補の不透明さに対して批判します。少なくとも、
この立候補の過程に存在するのは、「土建屋と自民党の癒着体質」という当然のように受け
止められている過程です。この過程のどこに問題があるかは説明は不要でしょう。

私の地元には開発局の「公共事業」として、塩漬けになった広大な工業用地、国際的に批
判を受けたダムの建設が行われました。これらすべてが「自民党のせい」とは言えないかも
しれません。しかし、周囲を見回してみると必ずこのような「公共事業」は存在します。

おそらく、現在の状況では現職が議席を維持するでしょう。でも、「土建屋と自民党の癒着
体質」については批判はされません。そして、この体質を利用した候補者も。かねてからこ
の候補者は「自らの政治理念」を強調します。しかし、本当に政治理念は存在するのでしょ
うか?
そして、この「土建屋と自民党の癒着体質」という過程、その過程を利用した候補者への批
判を、投票という行動で表現することはできるでしょうか?現状では「できない」と考えてい
ます。

乱暴な分け方かもしれませんが、現在の政党は特定の宗教や思想、団体に拘束された政
党ばかりです。もし、政治意識があっても特定の宗教や思想、団体のイデオロギーが自らと
相容れないとしたら、候補者の公約がいくら自らの意見と合致しても、その候補者には投票
しないでしょう。

「無党派層」は確かに無関心な人が多いのかもしれません。しかし、その裏には自らの政治
意識を託せる候補者や政党が無い有権者の存在もあるのではないでしょうか?長文となり
ましたが、私はそのように考えています。

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「投票場は72時間体制で」のご意見に対して
Sun, 11 Jun 2000 間野友輔 mailto:manoj73@ymail.plala.or.jp
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「萬晩報 よろず6.25総選挙の読者の声(1)」掲載の「投票場は72時間体制で」という松島
さんのご意見に対して申しあげます。

松島さんは「このような発想を、おそらく持ち得ない(ように見える)国は、時代を分かってい
ないし、横着です。」とおっしゃいますが,この言葉は傲慢だと思います。

選挙運営には人員が必要です。その要員を72時間も現場につかせるために,どれだけの
経費がかかるか,お考えの上でのご提案でしょうか。まさか,公務員はタダ働きすればいい
とお考えではありませんよね。

現状でも時間外手当の捻出が難しく,費用対効果が低いという理由で投票時間の延長を断
念している自治体も多数あります。選挙のために人件費が増える,と聞けば,納税者の中に
はむしろ「選挙を減らせ」という声もあがるでしょう。代休対応も,地方分権のために仕事量が
増え,人員は増えない自治体には難しい相談です。

私はむしろ,郵便投票やインターネット投票を早期実現するための研究を進めるべきだと思い
ます。でなければ,逆に投票期間を最大一週間程度にし,代わりに投票所を役場の選管事務
局一ヶ所だけにする方が現実的だと思います。

松島さんを攻撃するつもりはありませんが,何でも役所の怠慢だと言うのは,逆に市民の横
暴だと思い,メールしました。

  City of Woods http://www01.vaio.ne.jp/citywood/
  Das Fotoatelier http://www2.plala.or.jp/fotoatelier/

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投票率アップ法
Sat, 10 Jun 2000 相川 修二 mailto:i-com1@gw3.gateway.ne.jp
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いつも読ませていただいています。おふざけととられても仕方ないのですが、投票済み票に
番号を振って、投票後抽選で何らかの賞金をつけるのはどうですか、選挙のたびに広報活
動にいったいくらの金がかかってるか知りませんが、1等1億円2等1千万円とかの高額賞
金を出せば、皆さん投票する気になるのでは、たかが数億円で投票率アップ法です。単純
にアップさせられると思いますが。

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景気動向は政府責任でありつづけるのか?
Tue, 6 Jun 2000 kenichi yamada  mailto:k_yamada@chinontec.co.jp
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お久しぶりです。ちょっと感想の山田です。麻薬的な財政・金融政策に陥った連立政権(2)
への感想です。

選挙が近いために政策論争と共に、有権者へのアンケートが盛んに行われています。その
中でも有権者の1番の関心は景気を良くしてくれるのは誰だろうという点に集まっている感
じがします。

しかしちょっと考えてみてください。総理大臣とか政府とかの仕事って民間景気を監視・調
整するのが仕事なんでしょうか?政府の仕事って民間ではその利益が計算できなかったり、
積極的にコスト負担しなくてもサービスをただ乗りできてしまったり、全国統一的な基準や統
計が必要なことを決める仕事としているって子供のころから教わりませんでしたか?

ここは発想を転換して 民間の景気動向を監視・誘導する責任は政府には無いとしてみまし
ょう。そうしてみると

1.GNP・GDPは国の責任として統計は取るけどそれをどう判断して投資をしたり、消費をし
たりするのは民間の個別判断。

2.橋や道を作るのは個別のプロジェクト評価で実施するしないを決めるのであって景気は
関係無い

3.景気が 良くなろうと悪くなろうと政府は関係無いから大規模な国債を発行する必要は無い

極論かも知れませんが、既得権益の削減とセットでなんでもかんでも政府の責任って考える
のをみんなでそろそろ止めてみませんか。政府って意外に安上がりで運営できるとおもいま
せんか。仕事が無いなら人も要らないでしょう。



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