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【読者の声】アフリカンドリームから学ぶ日本のライフスタイル
2004年03月22日(月)
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■イギリス人を手本にしたらいい 萩原俊郎
健筆拝見しました。アフリカ人のタクシー運転手ですか…。中国の出稼ぎもこんな感じですね(「研修」という名目で、地方都市の工場にいっぱい働いています)。
日本では残念ながら「勝ち組」「負け組」という言葉が社会に定着し、ホームレスにもなんの関心も示さない人間が増えて来ました。それが「アメリカ流だ」などとしたり顔で言う人も多くて困ります。確かに米国では、ビジネスのトップクラスは「勝ち組」「負け組」といった感覚があるかも知れませんが、一般庶民とくに地方都市ではけっこう、持ちつ持たれつ、血縁地縁、互助精神が生きていると聞きましたが、どうでしょうか。
最近、私は「これからの日本人は、イギリス人を手本にしたらいいのでは」と感じています。イギリス人といっても、あの輝く大英帝国の…ではなく、「英国病」などと言われてしぼんた1960年代以降のイギリス人の生き方。 大国からの凋落ぶり、失業者が街にあふれ、出口が見えない閉塞感という点は今の日本と似たところがありますが、音楽(ビートルズをはじめとする)や美術で世界を席巻し、外貨をかせぎました。今の日本のアニメもそんな感じでしょう。
一般庶民も、小さい庭でガーデニングと楽しみ、家族や友人との一杯のティーを一日の喜びとし、家をリフォームし、古いミニをレストアして走らせる、コインや切手、ミニカー、アンティークのコレクション…などなど。人生の楽しみ、幸福感は金の多寡ではない、ということをライフスタイルそのもので体現しています。
「イギリス人を目指せ」というより、実際にガーデニングやリフォーム、古い物のレストアは日本でもブームになりつつあり、私が言うまでもなく、日本人の一部はそういう方向に幸福感を見出そうとしているのではないでしょうか。
■本当にそうですね 京都市 佐々木俊夫
萬晩報のコラム「アフリカンドリーム・・・」読ませていただきました。本当にそうですね、日本人もアフリカやアジアの人たちに学ばなければなりません。アメリカばかりを追っている場合ではないと思います。
私も完全な「負け組」です。(こういう言葉は大嫌いですが・・・。)13年間のサラリーマン生活の後、独立して商売を始めましたのが1989年。日本の今の社会は絶対おかしいです。「食」の異常も大きな問題です。今起こっている「鳥」の問題もあれだけ大規模に鶏肉を扱っていたことに根本的な問題があったのではと思います。農業(畜産業)がもはや工業(あるいはただの流通業)になってしまっていたから起こった事件ではないでしょうか?
鶏は生き物ではなく、工業製品として扱われていた(いる)のですね。アフリカの生活はきっと人間的で健康的なのでしょう。 私は5年程前に行ったバリ島のあの棚田の風景が忘れられません。のんびりと農業をやり、村の祭事に楽しみをはせる。そんな生活に夢を見出したいものです。
■少し明るく考えられそう 京都市 浜口
40311読ませていただきました。大変興味深かったです。暗い話題が多い中、少し明るく考えられそうです。
■新宿3丁目にも 能勢
中野さんの意見に強い共感を抱き、メールします。小生の勤務先は新宿3丁目にあり、新宿駅よりも少ないとはいえ、浮浪者がいます。この人たちが幸せに住める気ににしなければ社会の安定もないと最近つくづく感じています。
■ジャパンカントリドリームを謳歌 石川 洋
良いお話を伺いました。私は、ジャパンカントリドリームを謳歌しています。東京卒業後、知人、友人、親戚のまったく居ない遠野にやってきて農地、山林 あわせて3万5千坪を手に入れ、大地とともに楽しく、生産的に、マイペースで、やっています。勿論、無農薬、無化学肥料です。やり方しだいで農業は成立します。考え方、やり方は、無限です。
そろそろ8年目。メディアは嫌いですが毎日の紀平氏という記者は紳士的で物が見える人なので、彼の薦めで毎日新聞夕刊東京版にコラムを書いています。時間があるとき見て下さい。インターネット版があります。
たとえば http://www.mainichi.co.jp/life/garden/tough/013.html
その他は右下の「一覧」から。
貴ご趣旨に合うことが書いてあると愚考します。
自殺者3万人、ですが、ハインリヒの法則ではその30倍は、実行したが死ねなかった人、その10倍つまり900万人は希望者ということになります。恐ろしいです。
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